睡眠負債と認知症の関係とは?
<睡眠負債と認知症の関係とは>
<睡眠負債(すいみんふさい)とは何?>
睡眠負債という言葉を
どこかで聞いたことがありますよね。
2017年の流行語にもノミネートされました。
睡眠負債という言葉は、イギリス人研究者によって提唱されました。
毎日続く睡眠不足を
借金が積みあがった状態に例えた言葉です。
借金に例えているように
1日や2日の寝不足とは違います。
睡眠時間の短い毎日が続き
気づかないうちに
カラダの状態が悪くなってしまっている事です。
日本では、多くの方がこれに当てはまりますよね。
仕事や家事・育児で忙しい毎日を送り
睡眠時間は毎日5時間台
という方は本当に多いと感じます。
2017年にNHKで睡眠負債の番組が放送されました。
睡眠負債が認知症のリスクを高める
という警鐘を鳴らした番組内容でした。
<睡眠負債でカラダに何が起こるの?>
睡眠はとっているけど
朝起きてもスッキリしない。
だるさが残っている。
という方はけっこう多いんです。
これは疲労回復が
追い付いていない可能性があります。
どういうことかと言うと
1.老廃物がしっかりと流れていない
2.代謝が悪くカラダのあちこちで不完全燃焼が起きている
といった状況です。
これを
脳のまわりに絞ってみていくと
脳の掃除は
睡眠中に行われます。
睡眠時間が短いと
掃除が全部終わりません。
老廃物の排出が不十分なまま
睡眠時間が短いために
時間切れになってしまっている状態です。
脳が掃除する老廃物の中で
アルツハイマー型認知症の原因になる
アミロイドベータというタンパク質があります。
睡眠負債と名付けられた
睡眠が短すぎる日々を送っていると
これの排出が十分に行えず
認知症のリスクが増大してしまうというお話です。
<老廃物の掃除とは>
老廃物を毎日掃除していくために
人間の体にはリンパ液の流れという排水システムがあります。
しかし
脳にはリンパ管がありません。(血管はもちろんあります)
通常リンパ液が行っている排水は
脳の場合
脳脊髄液(のうせきずいえき)という
脳を浮かべて守っている水が行っています。
この脳脊髄液の循環に関する施術は
オステオパシー医学の得意分野です。
オステオパシー医学のドクター
ウイリアム・W・サザーランドによる発見が
脳脊髄液の循環に関する研究を
進歩させた歴史があるからです。
朝起きてもスッキリしない
疲れが取れていない
だるさが残る
などなど
老廃物の掃除が十分でないと感じたら
ぜひ一度ご相談ください。
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